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「人生100年時代のがん対策~意図して早期発見」

Newsweek様の掲載記事「コロナ禍でがん検診受診率が半減!──自宅にいながら、がんの検査ができる「サリバチェッカー」にて、Withコロナ時代の自宅がん検査としてサリバチェッカーの有用性をご紹介いただきました。

同記事でも「意図した早期発見」の重要性について触れられていましたが、本稿では、がんがどのようにして生まれ、サリバチェッカーにより、なぜ、どのように「意図した早期発見」を実現できるのか、などについて詳説します。

かつては、がん=死の時代

がんは日本人の死因1位の病気です。かつては”がん”と言うと、見つかった時には死期を多少遅らせるしかできないケースが多く、今日では当たり前となった”がん告知”さえ医師が躊躇する時代がありました。

がんの検査を受けた方も、がんがあるか、ないか=死ぬか、生きるかの2択で不安を抱えながら、検査結果を待っていました。


そもそも、がんはなぜ、どのようにできるのでしょうか?私達の身体は、約60兆個の細胞でできており、毎日1%ぐらいが死にます。これを補うように細胞分裂も起き、体の設計図であるDNAのコピーが数千億回起きますが、たまにコピー時にエラーが起きます。あるいは、ストレスや喫煙などによってDNAに傷もつきます。このようなDNAを持つ細胞ががんを起こします。

若くて免疫力が高いときは、私たちはこれを駆除する力がありますが、駆除されない場合、がん細胞が無限に増殖していきます。
倍々ゲームですので私達の直感を越えるペースです。帰するところ、検査で”がん”と診断されますが、がんが大きくなり、症状も酷くなってからでないと、がんを見つける事はできませんでした。

早期発見は不幸中の幸い!?

近年の医療の進歩は目覚ましく、がん細胞が約30回分裂した段階で見つかる例も見られ、(細胞は10億個程度、サイズは約1cm)通常はこれを”早期がん”と呼ぶようになりました。

一般的に、早期がんであれば私たちには様々な治療の選択肢が残されています。但しこれは「偶然にがんが早期発見された。」「不幸中の幸いだった。」という受動的な受診結果であり、自ら「がんを予防した」と呼ぶにはほど遠いものでした。

背景には、がん検査の保険適用の事情があります。自覚症状が出る前のがん検査が大事と言っても、通常は自覚症状がなければ保険が適用されません。たしかに自覚症状がない場合でも、一部の種類だけのがん検診か、自費(数万円~数十万円)で全身の人間ドックを受ける事はできます。


ところが皮肉な事に、異常がなければ元気なうちから時間やお金をかけて定期受診する意義を感じ難くなっていきます。

結果として、がん検診や人間ドックを定期的に受ける人は限られ、二次予防(疾病の早期発見・早期治療)が、受動的なものや非定期的になってしまうケースが多いのです。

意図して早期発見の時代へ

当社は、がんを早期発見することが偶然の産物になってしまうのではなく、早期発見できるよう意図的な対策が重要と考えています。このような問題意識から、サリバチェッカーはがんの二次予防へ橋渡しするために、簡便で低侵襲な検査として研究開発されました。

サリバチェッカーは、疾患の疑いを発見することを目的に行う検査です。だ液を採取した時点でのがんのリスクを評価し、注意喚起と健康行動変容を目的とする検査です。

サリバチェッカーは、がん検診や人間ドックとは異なり、異常とはみなされない検査結果でも細分化して評価するため、現在のリスクとして安心し過ぎる事なく役立てる事ができます。

例えば禁煙などの生活習慣改善を続け、胃腸粘膜の修復、肺の気道の炎症等が取れれば、次回の受診結果が改善する可能性もあります。このようにサリバチェッカーを通じて、がんが未だ目に見えない段階から、定期的にだ液を採取した時点でのがんのリスクを知ることで、健康行動変容を喚起し、二次予防を能動的な形へと(=意図して早期発見)橋渡しができます。

人生100年時代を支えるだ液によるがんリスク検査サリバチェッカー。ぜひ多くの方にご活用いただきたいと考えています。

Newsweek(日本版)記事には、当社の考え方とステージ0発見の事例なども紹介されています。
続きは記事を御覧下さい。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/technology/2020/12/post-95241_1.php