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2021/05/06

シリーズ「サリバチェッカーってどんな検査?」Vol.3

偽陰性・偽陽性の可能性はあるの?

検査の結果、偽陰性、偽陽性が出る場合があります。1回の検査で低リスク判定が出ても、定期的に検査を受け続け、高リスク判定が出たら精密検査を受けることが重要です。

偽陰性・偽陽性の可能性はどんな検査にも

 新型コロナウイルス感染の検査に関するニュースなどで、陽性判定なのに感染していないケース(偽陽性)や、陰性判定なのに感染しているケース(偽陰性)があることが知られるようになりました。
 新型コロナウイルス感染症以外の検査でも、一定の割合で偽陰性や偽陽性が生じることが一般的に知られており、がんの検査も同様です。

 図1は特定の検査における検査の値(正常値、異常値)と、その後の精密検査での診断結果の人数を示したものです。
 左図(検査A)では、検査の値が正常の人は全て後の精密検査でがんが発見されず(真陰性)、異常値の人は全て後の精密検査でがんと診断される(真陽性)ケースです。しかし、現実にはこの検査Aのようなケースはありません。

 実際には、右図(検査B)のように、正常値が出た方の一部は後の精密検査でがんと診断されたり(偽陰性)、検査Bで異常値が出た方の一部は精密検査でがんが見つからない(偽陽性)場合があります。

図1 検査の値と診断結果の関係

偽陰性や偽陽性の可能性を踏まえた対策を

 偽陰性の原因としては、検査する検体に異物が混入していたり、検体の量が十分でないことなどがあります。偽陽性の原因としては、がんと類似した疾患にかかっていたり、服薬や食事が検査結果に影響していることなどが想定されます。

 偽陰性のリスクを踏まえると、1回の検査で陰性が出たら万全とは言いきれないため、適切な間隔で検査を受け続けることが重要です。検査を受け続けることにより、がんを発見できる確率は高まると言われています。

 また、陽性判定となった場合でも、偽陽性の可能性もありますので、医師に相談してより詳しい検査を受けることをお勧めします。

 なお、身体に何らかの異常や違和感を感じる場合には、検査結果で示されたリスクの度合いに関わらず、速やかに医療機関を受診してください。

出典
1) 日本臨床検査医学会 臨床検査のガイドライン JSLM2018 第1章 4. 検査データの読み方と考え方
2) 日本医師会 知っておきたいがん検診 https://www.med.or.jp/forest/gankenshin/

シリーズ「サリバチェッカーってどんな検査?」